鯵に付いて (1998/12/08)
通常、瀬戸内で私達が鯵と呼ぶものは「マアジ」と「マルアジ」がいます。
見分け方は、マアジが平たく、マルアジが丸いです(笑)。
マアジの生息場所は、概ね2個所に分類されるようです。
沿岸海域に定着、沿岸海域を回遊、する2グループがいるようで
見た目に定着するグループは黄色が強いので、慣れれば見分けられます
(一部ではこれを別の種類にする見方もあるようです)
ただ、小型の物は岸近くにいて大型になると群れで移動しているのは
確かなようで、秋になると、たまにですが大型の個体の群れが岸近くまで
入ってきているようです。
産卵時期は瀬戸内で5-6月ぐらいだそうです。
どこでも、適当に産卵を繰り返すので、鯵がわく年はイワシが少なくなるぐらい
鯵が優勢になります。
釣る時期は、デンゴ(小あじ)のサビキは概ね8月終わりから12月初旬までです。

餌は (1998/12/08)
小魚や、動物性のプランクトン、エビ、子イカ、ゴカイとかを食べているそうです。

餌で釣る(小鯵) (1998/12/08)
たくさん釣って帰りたいのならば、サビキで釣るのが良いでしょう。
楽しく釣りたいのならば、長めの延べ竿に 道糸1号 ハリス0.8号 餌はオキアミ
もしくは、移動浮き仕掛けで、メバルと同じ道具立てで釣る。
多分、サビキに比べて釣果は1/3以下になるかもしれませんが
「鯵ってこんなに引くの?」と考えるくらい面白いです。
鯵の群れがよって来ないようでしたら、アミを撒けばそれなりに寄ってきます。

ルアーで釣る (1998/12/08)
光物に反応しますが、口を使いません。
渓流で使う極小スプーンでやって見ましたが釣れませんでした。

ワームで釣る (1998/12/08)
少し振り向く程度には反応します。
ワームが大きすぎるのか、多分釣れないような気がします。

フライで釣れるか? (1998/12/08)
釣れました。
ただ、周りの協力が必要です、最初はフライを投げる事を理解してもらって
次に餌を撒いて鯵を寄せること、上まで魚を浮かさないといけないので、かなり
時間と餌が必要でした。
フライは、サビキの仕掛けから、一本外して付けました。
鯵は結構深い所にいるので、餌で浮かさないと難しいように思います。

船で釣る(鯵) (1998/12/08)
道糸 PE3号、幹糸5号、ハリス3号、重り50号
針:新鯵針10号、サビキ仕掛(赤か白基調)
深さ50mから100m、底まで降ろして探りながら棚を上げていきます。
狙いは、40cmクラスの鯵、一気に5本掛かるとすごいです。
面白い釣りですが、釣りすぎるのが難点かも知れません。
コツは、棚を探ること。船頭の魚探は直線的な深さでリール側の深さは
糸の出た長さなので結構差があります。
5m巻いて、数十秒誘って、また5mぐらい巻くのを私はやってます。