スズキ

倉橋にて (2000/03/14) 68cm

倉橋にて (2000/03/30) 77cm
スズキに付いて (1998/12/12)
季節毎に移動しているので、「ここだ!」というのが難しいです。
たとえば、春の場合でも潮の具合や天候で居着く場所も変わるようで
(連続して釣れる場所もあるのですが、釣れない場所の方が多いようです)
どうも、自分の気に入った潮の時にふらりと来て餌を獲ってまた別の餌場に
移動するように思えます。
基本的なパターンとして春と秋の河口部が美味しいのですが
でも、真冬に河口部で釣れないかというと一概には「釣れない」とは言い切れず
実際釣れたこともあります。
瀬戸内しかも広島湾のスズキが餌の多く外敵や競争相手の少ない河口部にうろうろ
しているだけかもしれないです。
1998年の面白い、雑誌の記事で明け方から午前中にかけてポッパーを引いて
スズキを釣っている人が紹介されていましたが、私自身、虚を付かれた感じで
ひょっとすると雑誌一般に書いてあるフローティングミノー、スローアクション
以外でも、楽しい釣りのできる方法があるのかもしれません。
おおよそのパターンとして、真冬には越冬と産卵後の静養のため深場に移動する
ようです、餌釣りの人と話しても、真冬にはアタリが少なくなるそうですから
移動はしているようです。
今年(1998)から、広島市内の河川にスズキの稚魚を放流しているようです。
3年後からはスズキが増えることを祈っています。
スズキは環境の影響を敏感に感じます、スズキの美味しい海はきれいな海です。
実際子どもの頃に食べたスズキは油臭く、ひどいものでした。
多くの公害で汚れた海でPCB汚染の矢面に立たされた悲しい過去を持った魚です。
次に釣れるスズキが美味しいことを祈っています。

餌は (1998/12/12)
雑食性です。カニ、小魚、エビ、とかの甲殻類、ゴカイとかの環虫類

餌で釣る (1998/12/12)
餌で釣っていたのは、随分前の事なのですが
餌はエビかゴカイ、小型の電気浮子を付けて浮き下は確か1ヒロから2ヒロ
で川の流れ、潮の流れに任せてスズキが来るのを待ってました。
浮子は小型の物が良く、大きいとか明るすぎると食いが悪いです。
今ならチヌの釣りに使う性能の好い浮子が各種あるので不自由はないでしょう。
今は、投げ釣りによるぶっこみが主流のようです。
(私は投げ釣りはしないので、良く解りません)

ルアーで釣る (1998/12/12)
昔はスプーンだけで釣ってました。
それでも年に数本は釣れました、最近は人間がせっかちになったのか
全くスプーンは投げなくなりました、最近はミノー一本です。
ミノーもフローティング、サスペンド、シンキング、三種が必要です。
スズキはルアーに対する反応の好い魚種です、ポイントを探って
反応が無いようならば、ポイントを移動して次に行く方が結果は好いです。
釣れないのはルアーや技術もあるのですが、一番大きいのは魚がいないから
かもしれません。

フライで釣れるか? (1998/12/12)
釣れるそうです、私は未だにキャッチ出来ていません。
なぜか足場の悪いときに掛かってしまう、呪われているようです。
最初はシンキングラインに金ピカストリーマーでチャレンジしていましたが
最近はフローティングラインにバスポッパーが多いです。
ただ、これは個人の趣味がすごく影響しているので、これがベストだとはとても
言えません。
スズキをフライで釣るのは、まずトラウトの呪縛から自分を解き放ち、フライの
原理である、捕食対象を調査、餌をフライで表現する。
この原理原則に立ち返ってフライから見直して見るのはどうでしょうか?
(といっても、蝦蛄(シャコ)を表現するのは...難しい)
そして、フローティングミノーのスローが有効な理由から、水面近くで
振動しながら、波を起こしながら進む物に興味を示す点も見逃しては
いけないように考えます。

フライで釣っていて(1999 Spring)
スズキって、かなりナーバスな魚のようです。
例えば、フライラインが着水する音が大きいと警戒してしまうようです。
フローティングラインでトップで釣っていましたが、こういった点で
この釣り方は不利のようです。
今はシンキングラインに、ゾンカーやシュリンプ、ミノーフライ等を
使っています。
やはり、それでもルアーに比べるとアピール力の不足か後ろには付いても
食ってくることは、難しいです。

フライで狙って(1999 秋、冬)
最近、尾道の師匠の影響で(笑)まじめにシーバスを狙ってます。
去年は、偶然フッキングしたのはいましたが、「最初から狙って」
とは言い難いでした、(半分はキャスト練習)
今年は去年より多少はましなキャストになったので、かなり
タイトにストラクチャーを狙ってます。
潮加減が良ければ、追尾する程度にはなりましたが、口に針が
かかったのは、10月は数回(11月はどうだろう??)でした
今の基本的な戦略は「トップでゴー」で苦手なボトム周辺は捨てて
主に表層だけを探り歩いています。
フライも今はかなり絞って、ミノー系、ゾンカー、シュリンプの
3系統で概ねこの順番で探ってます。
どちらにしろ、引き波の大きさとシルエットがポイントになる
と考えています、色はある程度外れてなければ「よし」としてます。

フライはなぜ難しい
先日、尾道の師匠とゆっくり話す機会を持ちまして
一緒に釣りをしながら、フライで釣ることを色々とチェックして
もらいました。
まず、アクションが単調、シーバスの補食ゾーンまで短時間で沈まない。
そして、ロッドアクションが付けにくい、超スローでのアクションが甘い
うーん、これらを解決しようとするとだんだんルアーになっていく(笑)

フライで釣る−−沈める編 (1999/12/11)
フライ、ルアーを問わずシーバスが狙っている所へ美味しそうな
(食べれそうな)物で誘ってやるのが、やっぱり基本だと思います。
シーバスが常に水面を見ていてくれれば、多分もっと安易にフライで
釣れているかもしれないですが、一時期を除きそんな幸福な時ばかりは
ありません、そんな時に諦めて良い時期だけ釣るのも一つのやり方では
ありますが、私は出来ません(笑)、そんな時にはフライが苦手とする
水面下の勝負を挑む訳です。
その為のラインシステムに関するお話です。
湖などでは素直にシンキングラインを使って時間さえ立てば底まででも
沈んでくれます、ところが川や海等の流れのある所ではそう簡単に沈ん
くれません、大抵ラインにかかる水圧の一番優勢な流れがラインの挙動
を支配して思わぬ所からフライが出てくるなんて事が起こります。
そうなると、どんなに正確にキャストしてメンディングしたとしても
シーバスの鼻先にフライを送り込むことは、特に水深のある場合は
不可能と言って良いかもしれません。
(すべての流れを読んでキャストすれば良いと思うけど、私には不可能!)
そこで、水中にラインを沈めるから潮の流れに翻弄される訳で最低限
の部分だけ水中に入れて、それ以外の部分は水面に浮けば、怪しい挙動
をした時に、メンディングでかわす事ができると思っています。
まずその為には、WF-F/S やリーダーを長めにしてやる等の方法があります
シーバスは夜間が主なので、あまり長いリーダーはトラブルの元ですから
WF-F/S は良い選択かも知れません、特にボートで出る場合は短いリーダー
にしたいですから、特に威力を発揮するかもしれません。

フライで釣りやすいパターン(2000/03/31)
未だに数匹しか釣っていないし、今から苦戦するでしょうけど
今、私が立てている作戦は
  1. スズキがはねている所、もしくはその周辺
  2. メバルが一緒にいるような場所
  3. 潮の速い場所が近くにあって、ポイント自体は多少ゆっくり流れる
  4. いきなれた場所であること
事の起こりは、メバルを釣っていてスズキのはねるのが見えたので
そのまま釣っていると好結果が残せた事なんです。
河口部とかでもそれなりに釣れますが、メバルと一緒にいる群を
狙う場合はメバルという手がかりがあるので攻略が容易になると
考えています(案外同じような物を食っています)
そして、潮が速すぎると、それでなくても釣りにくい陸からのソルトフライ
ますます釣り難くなります。
それらの事を十分解った「良く行くポイント」を選びました。
ただ、この手が通用するのはメバルが浮いている4月まで
それから先は、これからの研究課題ですね。
釣り方としては、投げていろんなアクションを試しながらリトリーブ
しています、試すと云っても回数を投げるのでは無く1回のリトリー
ブでいろんな事をしています、概ね止まった時、動き始めた時にバイト
が集中しているような感じです、直線的にだらだらと引くときが好い時
もあるようなので、そのあたりはほんと試してみないと解りません。
ここで手がかりとしてはベイトの種類ですね。
そして、案外重要なのは粘らない事!
1投毎に数メートル移動して、フライをいつも新鮮な気持ちで見て
もらうこと(笑)かもしれません。
来るときは一発できます!

(胃が痛い)バチパターン (2000/05/24)
一年を通してフライとシーバスが一番相性の好い時期
それが、多分春のバチパターンだと思います。
ところが、このバチパターン・・・セレクティブですよ、ほんと
バチの固まりに対して数匹が群がるような「ハイ!」になった
シーバスに対してならば、割と安易なフライでも釣れますが
流れてくるバチに「ちゅ!」とか「じゅ!」なんて音を立てて
食っている状況では、フライを見られて気に入らないフライな
らば完全に無視します。
しかもショートバイトの連続、フライの辺りで音がして、魚が
反転していても空振りなんて事は日常茶飯事です。
現在、攻略方法を研究中。
手がかりとして
リップを折ったミノーが有効らしい、実際にそれに似たフライで
釣っている人(Prof. K 小林氏とか)もいるので、正解への道
かもしれません・・・

使っている道具達
ロッド ソルティゲームシーバスEV 9021SB : シマノ ガイドデザインがあと少し、でも標準的なシーバスロッドだと思う
シーサイドスパイダー 7ft-UL : マミヤOP 確かにバット部のパワーはある、シーバスに使っても面白い
DS2 9ft #8 : SAGE 投げやすい、パワフル
ロッホモア-X 8.6ft #6 : ダイワ 投げやすい、安い
リール エンブレム Z 3500D : ダイワ 重い。回転も重い、でも強いので好き
リーガル 2000 : ダイワ シーバスをなめていると思うけど、時間を掛ければ上がる