フライここでは、大まかな紹介だけで詳しくは魚別をご覧ください。

フライの面白さ 1998/12/07
フライの面白さってなんだろう。
釣れるかと聞かれれば、ルアーよりも釣れるかもしれない
でも、餌には勝てないかもしれない、いや勝てないだろう。
投げるのが楽しい?、フライを作のが楽しい?、
私の中での答えは概ね決まっている、魚に付いてもっと知りたくなるから
どんな所に居て、
どんな物を捕食して、
どうすればフライに興味を持ってくれるのか
季節や天候に左右されて、対象魚だけではなく、餌にしている昆虫や小魚の生態
それらの総合的な関連性が、多くの条件を提示してくれる。
その条件を拾い歩きながら、パズルのように解いていく。
そのプロセスが、すごく面白い。
ルアーでも、餌でも、同じはずだけど、なぜかフライだと
その条件がもっと楽しく、私を泥沼へ招待してくれる。
まったく不思議な物である。


季節を追って 1998/12/06

マッチザハッチの段階的実践
フライ、特に渓流(渓流以外は妙に少ないけど)、で「マッチザハッチの釣り」と
良く言われてます。
別に、嘘でもないし、実に正しい、正論なんですが、猫も杓子も、フライをやる限りは
マッチザハッチをしないといけないような、マッチザハッチでないと釣れないような
論説を見ると「なんで?????」となってしまうのは自分だけでしょうか?
自分で巻いたフライだと、一体このフライが何に見えているのか、正確に解る方が
不思議な気がします。
一般的なパターンで「エルク・ヘア・カディス」がありますが、これって本当に
「カディス」に見えているのでしょうか?
水中からの写真を見ると、「カディス」というより「黒っぽい羽虫一般」のように
思いますが、まあこれは人間の目と脳の判断なので、魚からは解りませんけどね。

ここで、暴論をでっちあげます。(あくまで個人的な意見ということで)
「初心者は、軽く実践したほうが良い、あれはエキスパート向けの奥義」

カゲロウが飛び交う最中にはニンフでは難しいのでそんな時は
適当な大きさのドライフライを流す程度から始めて(マッチザサイズ)
そのうちにカゲロウの種類が解るようになると、そのカゲロウを意識した
色使いのフライにする(マッチザカラー)
そして、最後に狙う虫の形態(飛行中、着水時、流されている時...)を意識して
フライを作る(マッチザハッチ)
マッチザハッチは段階的に実践していく技術のように考えます。

それから、ストマックポンプ、私はあれは嫌いです、なんか魚がかわいそうです。
餌を調べるのなら、自分の観察力を鍛えましょう。
全部解らなくても良いのでは?、神秘な所が残っている方が面白いかもよ。


フライを巻くこと1998/12/23
フライを巻きましょう。
すると、フライフィッシングがもっともっと面白くなります。
では、何からはじめたら良いか、ずばり、黒/赤虫フライが簡単で面白いです。
カタカナの名前のフライ(エルクヘアカディスとかね)、はその延長線にあるのです。
用意するのは、フライバイス、ミシン糸、赤虫なら赤い毛糸、黒虫なら黒い毛糸
ボビンホルダー、ヘッドセメント代わりの筆の付いた接着剤、針は、TMC100 #14
ぐらいを用意して下さい。
まず、アイの方からミシン糸を針の真っ直ぐな部分に隙間無く巻いてください
(ファウンデーション)
次に、毛糸を巻くのでミシン糸で毛糸の端っこを固定(巻きとめる)して
ミシン糸は、適当に巻いて、アイの部分で待機させる。
毛糸をグルグルと巻いてアイの所まで行く。
ミシン糸で毛糸を巻きとめて、接着剤で固定して、余分な糸を切って終わりです。
これで、満足できない人は金色の糸(竿に巻く物)等を使って化粧するもよし
鳥の羽を持ってきて、ハックルを巻くもよし。
とにかく、自分で出来るところから始めましょう。
そして、釣れる物から釣っていけば良いのです。

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