フライ ここでは、大まかな紹介だけで詳しくは魚別をご覧ください。

投げる 1998/12/05

必要な事は、魚のいる所へ静かにフライを流す為にフライを狙った所へ投げ入れる。
一行で書ける程度の事ですが、最初は出来ない(未だに出来ていない・・・)
そこで、練習するわけですが・・・ 自分の経験談です。
 

  1. 最初は、やみくもにロッドを前後に振ってしまい、何とか勢いでラインを数メートル出し

  2. いざ、水面にフライを投入!・・・でもフライは足元からほんの少しの位置、とても魚が
    いるような場所ではない。そしてラインは無残な形でフライの回りを囲っている。
    あれれ?
  3. 確か昔読んだルアー・フライの本ではフライから着水するのが理想、ティペットから着くのは

  4. まあ、何とか許容範囲、フライラインから着水するのは不許可、ましてや音を立てて着水(落下?)
    するなどは、もってのほか・・・
    うーん、何がいけないのだろうか?
  5. 自分はテンカラも少しかじっていたので、「そうかロッドを振るからいけない?」と考えて

  6. ラインをテンカラ風に、ロッド長+1m にして、ラインを出す事を考えずにロッドを振ってみました。
    とにかく、静かにフライを投げなくては・・・
  7. まずプレゼンテーション、静かにフライから着水させなければ、そのためには前よりも後

  8. の方が大切(テンカラも一緒らしい)、フライを目で追いながら、後側のラインの様子を目で追いながら
    後、前(水面) の繰り返し、ラインは固定したまま。
    ムチ使いの気分でした
  9. その内に、後でラインが伸びて重さが伝わってくる少し前に前向きの力をラインに加えてやれば

  10. かなり静かに、ラインが着水、タイミングが合えば、何と静かにフライから着水、リーダー、ラインの
    順に静かに着水するではないですか。
    後は飛距離だな
  11. ラインを前後させているうちに、ラインが強く引っ張られるタイミングが解ってきました、その時に

  12. ラインを固定していた指を少し緩めてやると、するするとラインが出て行くではないですか、これで
    無理ぜずにラインがだせるな、
    ニンマリ
  13. 面白いので、適当にラインを出しているとラインがどんどん下がってきてラインやフライが自分のすぐ横

  14. をかすめて通り、はては回りの物に引っ掛けまくり、ラインもリーダーもボロボロ・・・
    ラインの出しすぎでラインの速度が落ちてラインが失速するし・・・
    まさしくぼろぼろ
  15. 初心に帰って、またラインを固定して練習開始。

  16. 何かのきっかけで、前にラインが行った時にラインを持つ手が離れてしまいラインがフリーになってしまい
    ました。「あー失敗」と思っているとするするとラインが出ていって静かに着水!?
    怪我の功名・・・
  17. そうか、多分こうやって投げるものなんだろう?! と思ってタイミングをつかむためにシュートの練習。
    (現在に至る・・・)
<初心者から、初心者へのアドバイス>
その1:練習は水面が在って、後ろの広い所にいく。
    障害物に引っ掛けて練習になりません、水面で練習すると気合の入りかたが違います。
    できれば、フライで釣れるような魚がいればベスト。

その2:後ろを見る
    後ろを見る、障害物とか人間とかを注意するのもありますが 後ろでラインがどんな状態にあるか見る。

その3:ロッドを振りまわして、ラインを飛ばすのではない。
    ロッドを必要以上に振ると、ラインが足元へ「ヘナヘナ」と落ちていくか、「ベチャ」と水面
    を叩いてしまいます。

その4:ロッドの主な動きは前後運動
    フライロッドは予想以上に曲がっているので、人間がロッドを振ってしまうと、ラインに
    余分な力が伝わって、ラインのスピードを殺してしまうか、ラインの勢いを殺してしまい
    フライが必要以上に下がってしまい、草むらを釣ったりしてしまいます。
    言葉で、書くと・・・これだけなんですが・・・
    ラインが後ろにいって、ロッドにラインの重みがのってきたらラインを前に送ってあげる。

その5:最初にバックキャストから練習する  (TIEMCOのWebを参考にしました)
    後ろにラインがいって、直線状に伸びた所が重要なポイントです。
    このポイントさえ、解ってしまえば前に投げるのは簡単になります。
    ダブルホールもフォルストキャストも後ろ側のタイミングが重要なポイントになります。
    しっかり練習しましょう。

その6:全部セットして、練習しましょう。
    実際にフライまで付けろとは言いませんが、フライの代わりの毛糸とか目印とか、実際の
    フライに近くて、見えやすい物を付けて、ラインもテーパーリーダーもティペットも付けて
    おきましょう、フライラインだけだと水面に落とす時のラインの動作が現実離れします。

その7:失速したラインはそのまま地面に落とす。
    失速したラインを無理にパワーをのせようとするのは、次の段階、最初の内は失速した
    時には、そのままラインを降ろした方が無難な時が多いです。

その8:帽子とサングラスはいります。
    最初のうちは、フライが十分な高度を維持しないので、自分の顔の付近を高速でフライ
    が通過したりします・・・もし顔にフライが刺さったら、痛いでしょうね。
    そのために帽子とサングラス程度は付けて防御しておきましょう。 戻る