フライでシーバス
2004 version
- Step0
- フライでシーバスを釣ることは、実に興味深い発見の連続です。
シーバスの居場所を探して、シーバスが捕食していると予想される物
から、結ぶフライ、リトリーブ方法を決めて、シーバスがフライを見切る
までの短い時間でフッキングに持っていき、ランディング・・・
ルアーのように、ルアービルダーが十分なテストを繰り返した絶対釣れる
ような物ではなく、自分たちが試行錯誤しながら作ったフライで釣る
実際、他の釣り方に比べハンディがきついですが、釣れた時の喜びは
他の釣り方に負けないくらい大きいです。
- Step1 : シーバスのいる場所を探す
- これに関しては、自分の足で探すしかありません。
灯りの下だって、毎年いるとは限りません、当然毎日いるとも限りません
満潮前後が良い処もあれば、干潮が良い処だってあります。
多少の空振りにもへこたれず、魚を追う執念が必要・・・なんだろうな〜
- Step2 : お道具
- フライのお道具は、たくさん種類があって、しかも高価ですから
困り者です。。。ほんとに
私からのおすすめは
- ロッド:6番で遠投可能な竿
- リール:WF-6F + 50yds が巻ければなんでも良い
- ライン:WF-6F と WF-6S(Type2)
- リーダー:0X 9ft
- ティペット:フロロ2号
- ネット:柄の長さが4mくらいまでなら安いのでOK
あと、フライが必要ですね。
ロッドも銘柄指定すれば良いのですけど、最近のロッドはどれも良く
出来ているので、6番以上なら何でもOKかもしれません
6番以下でスリリングな釣りがしたい方は、それこそ何でもOKね
リールは海で使用するので、変に金属リールを買うよりもプラスティックの
リールの方が錆びに強い場合もあります。
ディスクドラグもあれば便利ですけど、絶対に必要でもないです。
- Step3 : フライ
- フライのパターンはものすごいパターンとバリエーションがあって
しかもシーバスが釣れるフライって事になると、かなりのローカルパターン
が出来てくると思うので、「これが!いい」って言い難いです。
自分なりの考察ですが・・・
「その日の状況で、何でも釣れる日もあるし、何をやっても無理な時もある」
全く、みもふたも無い話ですが、シーバスに関してはこうしか思えません。
そういっても、フライのサイズには気配りが必要なようです。
やはり、基本はベイトの大きさに合わす事です。
とりあえず、私から2パターンほどおすすめしておきます。
- Step4 : 広島周辺の四季
-
とりあえず、お道具が揃ったならば、後は釣りに行くだけです。
以下は広島周辺のシーバスの動きの概略です。
あまり、参考にならないとは、思いますが・・・
- 春
- 何かの稚魚、子イカを捕食している場合が多いです。
フライのベストシーズンです、特にメバルと同居している場合は楽勝です。
問題があるとすれば、使用するフライが小さくなるのでティペットが2号
より太くするとフライの動きが極端に悪くなり釣れなくなる場合がありました
細いティペットだと根ずれによるラインブレークが多発するので
注意が必要です。
- 夏
- 前半戦はバチシーズンで絶好調・・・と言いたいのですが
私のホームグラウンドの海田方面では1年毎に好不調を繰り替えすようです
この原因も対策も不明なままです。
また、基本的には大潮が良いのですが、大潮の期間1日だけ釣れない日が
あるようです、潮の流れの関係だと予想されるのですが
これも不可解な現象です。
- 秋
- 泣いてます、この時期はイワシ、サヨリ、コノシロ等を捕食しているようです
が、フライでは全く相手にしてくれません。
ほぼ、唯一の解決策がベイトの群れが出現する前後の短い時間を狙う
ベイトがいなくて、シーバスだけがいる、そんな状況でしか釣れない
のかもしれません、少なくともサヨリが群れている時には投げるだけ無駄
だと解りました(それでも投げてしまう、悲しい性)
- 冬
- 大形は産卵の為に港湾部から深い処へ移動するようです
と、いっても、セイゴのスクールと出会うことが出来れば、楽しい釣り
になります。例えサイズは小さくてもやっぱりシーバスです。
厳冬期には、早めに産卵を終えたシーバスが混じるようになるので
情報を聞き逃さないようにしてます。