Debianの場合の RT-Linux
いつのまにか、RT-Linux が Debian package になってました。
Debianの場合パッケージ管理とかがあるので少し様子が変わってきます
以下は /usr/share/doc/rtlinux/README.Debian を参考にしました。
詳しくはそちらをご覧下さい。
- インストールするパッケージ
-
- rtlinux
- kernel-source
- その他カーネルを作るのに必要なパッケージ
- 必要なパッケージをインストールします。
- /usr/src/rtlinux-2.0にディレクトリを移ります
"cd /usr/src/rtlinux-2.0"
- カーネルのソースファイルを展開します。
"bzcat ../kernel-source-2.2.13.tar.bz2 | tar -xv"
- ソースファイルを展開するとkernel-source-2.2.13という
ディレクトリが出来ます、これを linux に名前を変えます。
"mv kernel-source-2.2.13 linux".
- 先ほどの linux というディレクトリに移動します。
"cd linux"
- カーネルのソースにパッチをあてます。
"patch -p1 < ../kernel_patch"
- カーネルをコンパイルして、kernel-image を作って再起動します
カーネルイメージの作り方は他を参照して下さい
- 起動したら、今まで動いていた物が正常に動作するか確認して下さい。
- 不審な点がないならば、RT-Linuxのモジュールとデバイスを作るので
/usr/src/rtlinux-2.0/rtlのディレクトリに移動します。
"cd /usr/src/rtlinux-2.0/rtl"
- RT-Linux のモジュールをコンパイルして作ります。
"make all"
- 出来たモジュールをインストールします。
"make install"
- これで、RT-Linux の準備完了です。
確認方法
- sound を使った場合
- サンプルの入っている/usr/src/rtlinux-2.0/rtl/example/soundに移動します
"cd /usr/src/rtlinux-2.0/rtl/examples/sound"
- サンプルプログラム sound をコンパイルします。
"make"
- 走らせてみましょう
"make test"